2013年4月11日木曜日

米国の「レッド・ソール訴訟」について

先日、遊び心満載の独特のデザインの靴(サンダル)を作っておられるリゲッタカヌー(http://regettacanoe.com/)様の南船場店のプレオープン(内覧会)に、ご縁があってお伺いさせて頂きました。

店内に入って商品を初見したときの印象は「何じゃコレ!」です(全く知識が無かったもので。高木社長スイマセン)。

次に感じたのは「何となく良さそう(楽そう)」。

で、説明を聞いてるうちに「履いて歩いてみたい!」。

ということで、衝動買いと相成りました。

実際に履いた感想は「楽チン、楽チン」です。
 
来週から、この靴に合わせて、チノパン+ジャケットを仕事着にしようかと思わせるほどです。


話は大きく逸れましたが、今日の知財のテーマは「靴」で、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)の「レッド・ソール訴訟」を取り上げます。

クリスチャン・ルブタンがブランドの象徴である「レッド・ソール」の商標権を侵害されたとしてイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」を相手取り損害賠償を求めた裁判の控訴審で、米連邦控訴裁判所は、昨年9月に一審の判決を覆して、ルブタンの「レッド・ソール」の商標権を一部認める判断を下しました。

具体的には、連邦控訴裁判所は、「靴底と靴のその他の部分が対照的な色使いである場合に限り、ルブタンのレッド・ソールの商標権が認められる」という判断を示しました。

で、商標権の侵害というからには、登録商標も見てみたいということで、米国特許商標庁(USPTO)のデータベースで、権利者が「Louboutin」であることを条件にして、商標検索を行いました。
 その結果、登録番号「3361597」の登録商標が見つかりました。


 所謂「色商標」のようです。赤色の部分がマーク(商標)ということになっています。

日本では、色商標の出願は認められていません。

これは、「色は作られたものではなく、単なる選択物であるから、何人にも独占させるべきでは無い」という考えからきています。

しかしながら、「色」を商標として認める国が増えてきているため、我国においても国際調和の観点から、将来的には「色商標」の出願・登録を認める方向で審議が進んでいるようです。

製造業を営んでおられる企業様は、米国などのように「色商標制度」を有する国に商品を輸出する場合には、その国の「色商標」に係る商標権の有無についても事前調査を行っておく必要があります。

また、将来の我国における「色商標制度」の導入を見越して、今からブランド色を決めて、その色を商品に使い続けることも必要かと思います。

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