2013年4月25日木曜日

iPhone画面の意匠について(画面デザインの保護について)


平成18年の意匠法改正により、ディスプレイに表示される画面デザインが、意匠法の保護対象となりました。

具体的には、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機、ビデオ録画再生機、カーナビ、炊飯器、洗濯機、コピー機等において、操作に用いられる画像や、時計の時刻表示のように、それがなければ物品自体が成り立たない画像が、その物品の一部分を構成する要素として保護されることとなりました。

例えば、アップル社の「iPhone」の画面デザインを例にすると、以下のような様々な画面デザインが登録になっています。






「Siri」ですね。
今は、私は使っていません。




こんな画面ありました?



















購入直後の状態ですね。


















カメラでシャッターを押したときですね。



















時計の「タイマー機能」ですね。



















まさに「設定」画面ですね。



















iPhoneを横にしたときの「計算機」ですね。
立派な関数電卓になります。








「な」を押した状態では、確かにこうなりますね。










「Game Center」ですね。
私は使ったことがありません。











以上のように、アップル社は、iPhoneの様々は画面デザインについて意匠登録出願を行い、意匠権を取得しています(上記は、ほんの一部です)。


最後に、画面デザインについて意匠登録出願する際の注意点です。

意匠法で保護される画面デザインは、機器の機能と密接な関係にある画面デザインに限られます。

このため、PC(パーソナルコンピュータ)にインストールされるソフトウェアの画面は、たとえプリインストールされたものであってもPCとは別個に創作されているため(物品と結び付かないため)、意匠法の保護対象とはなりません。

(確かに、上記のアップル社の登録意匠に係る画像デザインは、創作の時点や流通・販売段階においても、物品(iPhone)と一体となっています。)


グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)も、物品と結び付かなければ、意匠法の保護対象とはなりません。

(確かに、上記のアップル社の登録意匠に係るGUIの画面デザインは、全て「iPhone」の外形形状の全体を示したうえでの部分意匠となっており、画面デザインは「iPhone」という物品と結び付いています。)

ゲーム機の設定画面は保護対象となりますが、ゲームを行っている状態の画面は、ゲーム機とは別個に創作されているため、意匠法の保護対象とはなりません。

つまり、プログラムにより表示される画面デザインのうち、現行意匠法による保護の対象となっているのは、特定の専用機向けに作成され、該専用機に予め記録されたプログラムにより表示される画面デザインに限られるということです。

最後に、私のiPhoneのスクリーンショットを挙げておきます(じっくり見ないで下さいね)。
全2面で、使用頻度の低いアプリは、第2面に集約しています。















以上です。
(弁理士 森本聡)


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